Skip to content

ニュースを見て思う事 01-1

最低でも月一くらいのペースでブログを書いていこうと思い始めたので何か題材を探していると、ニュースに対して思う事を書けば長く続けられそうだと思いまして、ここ最近で気になるニュースを取り上げたいと思います。

東京都八王子市で4月、アパート階段崩落死事故がありました。大雑把にいうと風雨に晒される外階段の踏み板部分に防腐処理をしていない木材を使用した為、腐食して崩落したとの事です。設計図面は鉄骨で設計されていたとの事。

先ずは被害にあわれた方に心よりご冥福をお祈りいたします。

建設業に携わる人間として建物で人が亡くなったりケガをされたニュースを見るといつもドキッとします。

最初にこのニュースの見出しを見たときに築50年くらいの木造賃貸アパートなどの古い建物の外階段が崩落したのかと思いました。詳細を見てみると築10年未満で見た目も新しそうな建物でとても関心を持ちました。

HPに書いてありますが私自身が建物の施主でもあり設計者でもあると、このニュースは非常に怖いです。施主の立場に立つと普通は建築素人なわけですから、まさか築10年未満で劣化による崩落事故が起きるとは想像もしていなかったでしょう。設計者としても鉄骨で描いた図面が木造という違う仕様で作られて仕上を施されたらどこまで見抜けるのか?そもそも図面だけ請け負った可能性もあります。これが施工会社の知識不足かコストカットなどの悪意なのか分かりません。すでに自己破産を申請されたとの事で真相が究明されることを祈りつつ、誰に責任の所在が有るのか今後の推移を見守っていきたいと思います。

建物を依頼されて建設する以上、設計者も施工者も施主の信頼に全力で臨まなくてはなりません。建物は美術品では無いので人が利用してこそ価値があります。人が使う事が前提で作られた建物は何より安全第一です。その意識を全員が共有できないと今回のような事故につながると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA